2014年12月18日木曜日

投資部門別売買状況 2014年12月第2週

12月18日、東証発表の、2014年12月第2週(12/8-12/12)の投資部門別売買状況(東証一部)。

委託の4部門が揃って買い越し。これは珍しい出来事。しかし日経平均は大きく下落する週だった。個人の買い越しは7週ぶり。法人は4週連続、海外勢は2週連続だった。

FOMCを前に円ショート、ドルロングの持ち高が調整された様子がみられた。単にポジション調整であれば、ボラティリティの範囲で、トレンドではない。原油安が、資源国からの資金引き上げを生じているかもしれない。株式は株式だけの相場で動いていないことを強く思い知らされる。



2014年12月11日木曜日

投資部門別売買状況 2014年12月第1週

2014年12月第1週(12/1-12/5)の投資部門別売買状況(東証一部)、12/11東証発表から。

個人は6週連続の売り越し。海外勢と法人は買い越しだった。法人は3週連続の買い越し。個人は相場に対して売り上がっているので、投資余力があると言われる。年初からの累計では、4兆円に迫る売り越しになっている。

日銀によるETFの買入れが話題になっている。2014年の買入れ目標額にほぼ到達していることから、株式相場が大きく下落した12/10の反応に注目されたが、買入れは実施されなかった。12月第1週では、12/2、12/5にぞれぞれ、374億円を買入れ、1週間の買入れ総額は748億円。投資部門別で見たときに、法人の差し引き2892億円の買い越しだった。日銀は一方的な買いで、法人を経由しているとみれば、法人の買い越し総額に対して、約26%のシェアがあったことになる。

日銀の買い方は、下落時の買い支えを期待する声が多く聞かれるが、私見としては、下落を買い支えるよりも、目標額に対して、あまり相場を動かさないように、淡々と買っているように見える。それでも日銀の買入れが実施されると、GPIFを始めとする年金勢が追従するだろうから、相場は動くのだろう。





2014年12月4日木曜日

公開商標広報から (LINE)

LINE株式会社が、LINE Mapsという商標を2014/11/12に出願(商願2014-95196)している。役務の区分は、第9類、第16類、第42類とされている。地図アプリは、スマホのGPSやビーコンと組み合わせ、ナビゲーションの他、O2Oにも展開が進んでいる。Googleはもちろん、Appleも力を入れているジャンル。

LINEがどこの地図データを使うのか分からないし、ただ地図が使えるだけのサービスを始めるとも考えられない。新しいサービスになると思われるが、どんな新しさがあるのかが気になる。

投資部門別売買状況 2014年11月 第4週

2014年11月第4週(11/25〜11/28)の投資部門別売買状況。

個人は5週連続の売り越し、海外勢も売り越し、法人が買い支えた週だった。
日銀のETF買入れには、GPIFを始めとする年金勢が追従ようなので、指数銘柄が底堅い。
選挙後を織り込む動きになりそう。とすると、投開票の12/14明けとなる、12/15には注意が必要かもしれないし、その前のメジャーSQにも注意したい。

12月第1週は、日本国債の格下げ、日銀によるETF買入にJPX日経400を追加といった材料が続き、為替は一時荒い動きになったが、円安が継続。日経平均は強い動きになっている。この記事を書いている最中に、ついにドル円は120円を突破。海外勢の円ショートポジションがどれほど積まれているのか気になる。