2014年4月7日月曜日

背景にある勝負

2014年4月10日から、サークルK・サンクスにシャープの複合機が導入される。


シャープの複合機は、ローソン、ファミリーマートへの導入に続くものだ。

一方で、コンビニエンスストアの国内最大手は、セブンイレブン。今日現在(2014/04/07)で公表されている店舗数は、16,375店に及ぶ。セブンイレブンに導入されている複合機は、ゼロックスのものだ。


他方、シャープの複合機は、ローソン、ファミリーマート、サークルK・サンクスへの導入となり、それぞれ、11,130店、10,547店、6,359店で、合計28,036店に及び、セブンイレブンを大きく上回ることになる。

コンビニ大手としては、トップのセブンイレブンに対して、他のグループがどのように戦うかという勝負に見えるし、その背景には、ゼロックス対シャープという構図もある。

プリントだけで言えば、1枚30円程度で印刷ができるのは両者同等。高性能なデジタルカラー複合機を手軽に使うことができる。頻度が少ないなら、Wi-Fi経由で予めアカウント登録を必要としない分だけ、シャープの方が使いやすい場面がありそうだ。家庭用のインクジェットカラー複合機の本体価格が、1万5千円程度だとすれば、500枚分の印刷でトントン。500枚といえば、ありがちなオフィス用PPCの一束になる。

手元にプリンターがあると便利な場面はあるだろうが、本当に必要だろうか。コンビニは一つの通りに、何店舗も並んでいる。予め印刷して使うことが分かっているドキュメントであれば、PDF化してモバイルでバイスに入れておけば、必要な時に必要な枚数だけ印刷ができるというのが、今ある市場のサービスだ。

家庭用プリンターは、PCとデジカメの普及と同時期に、写真を自宅で印刷できるという効用を以て普及した。PCはタブレットに置き換えられ、デジカメは、スマートデバイスが賄うものになっている。印刷しなくても、多くあるSNSによって、写真はデータのまま共有することができる。SNSのデータを印刷するサービスもあるようだが、それは必要とされるだろうか。コンビニが担う社会インフラとしての機能は、食材や日用品の販売に留まらず、様々なサービスに影響している。次に無力化されるのは既存のどのようなサービスや商材だろうか。この勝負に参加しているのはコンビニそのものだけではない。


0 件のコメント:

コメントを投稿